かわいいひらがなランキング1位はぽなのかぷなのか

今年のゴールデンウィークは例年より有給を多く取らされ、しかし出掛けられないので暇だった。そこでブログでも書くかと思い立ち、snsで募集したところ頂いたお題が今回の「かわいいひらがなランキング1位はぽなのかぷなのか」、である。

なんだこれは、意味が分からない。いや、分かる。なんとなく分かる。まぁ、ぽじゃないかな。発音した顔の事も考えたらぷか。ぷだな。

ブログの下書きはここで止まっていた。

気付けばあんなに暇を持て余していたゴールデンウィークも終え、1週間が経とうとしていた。なんだこれは、意味が分からない。あと、なぜぽとぷの2択なんだ。

 

続きを書いていく。かわいいとはそもそも何だろう。

小学生の頃クラスにかわいこぶりっ子ちゃんがいた。彼女の口ぐせは「ぷ」であった。かわいいね。ちなみに芸能人で例えると千秋には似ていなくて、にゃんこスターアンゴラ村長に似ていた。

しかし僕はぶりっ子というものが苦手だった。あの猫なで声には鳥肌が立つし、「ふにゅ?」などと言われたときはさすがに苦笑した。小学生でも苦笑いってできるんだな、と子どもながらに思った。

大人になってもまだぶりっ子が多くいるとは、あの頃の僕は考えてもいなかった。思春期の頃に初めてぶりっ子な大人を見た時、きっついなと思った。

時は流れ僕もすっかり社会人だ。成人した僕はぶりっ子な大人を見たときどうだったかと言うと、これが意外にも何ともなかった。むしろ可愛いと思った。

これは明らかに僕が成長し、余裕が生まれたからだと思う。そもそもどうしてぶりっ子が苦手だったんだろう。大げさだがそれは、自分の思い通りに周りをコントロールしようとしている姿勢や、男なんて手玉に取れるよという気持ちが透けて見えるように思え、嫌悪感があったのだろう。

今はそんなことは思わない。それに手玉に取られていなくても一旦そういう事にした方が物事はスムーズに進むし、みんな気持ちいい。最近はむしろぶりっ子が健気に思えて、かわいい。自分のお母さん世代の上司でも職場でキャッ😝なんて言っているのがすごくかわいい。

結局何がかわいいかなんていうのも、自分次第だった。

だから、僕にとってかわいいひらがなランキング1位はぽでもぷでもない。毎朝その上司がデスクのパソコンの起動ボタンを押しながら言う「ぴ」だ。